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海辺のカフカ
- 2009/03/15(Sun) -
海辺のカフカ (上) (新潮文庫)海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
(2005/02/28)
村上 春樹

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海辺のカフカ (下) (新潮文庫)海辺のカフカ (下) (新潮文庫)
(2005/02/28)
村上 春樹

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夏頃から読み始めて、電車に乗っている時などを利用して少しずつ読み進めて、やっと読み終わりました。
とても良かったです。
登場人物が皆、なにかしら負荷を負っているというか、半身が空っぽだったりしていて、見えないところで孤独を抱えて生きています。生きていない人も出てきますが・・・。

僕は世界で一番タフは15才になるために、家出をします、自分の半身のカフカとともに。
僕、のちに田村カフカと名乗る少年は、幼い時に、母と姉に父の元に置き去りにされて、
自分の中に満たされない部分を持って成長してきました。カフカとはチェコ語でカラスの事をいいます。

ナカタさんは、小学生の頃、戦時中で山梨に疎開していて、野外実習の時に山でUFOと遭遇、同時期に担任女教師の生理用品を見つけたことで、滅茶苦茶顔を打たれてしまい、意識を失い、東京の病院に移送され意識を取り戻した頃以降には、読み書きそろばんが出来ない知的障害者になっていました。でも、猫とお話が出来たりする不思議な小奇麗なお祖父さんです。

この二人が東京都中野区野方に住んでいました。
野方、友人が下宿していたので何度か行ったことがあるのですが、
西武新宿線野方周辺は商店街になっていて、少し横に入ると、ごちゃごちゃと住宅があり
なんとなく下町風情な感じで、猫がたくさんいました。でも空き地はなかったなぁ。
そんな感じです。

僕の家出先は四国の高知・・・深夜バスに乗って移動します。そのバスで出会った、さくらという若い美容師の女性に自分の姉のイメージをあてはめて、父の予言通り?夢の中で性交渉を後に持ちます。

ナカタさんは、都の補助の他に猫探しのアルバイトをしていて、その時にジョニー・ウォーカーさんに出会います。このジョニー・ウォーカーさんが実は僕の父親で高名な彫刻家です。まるで異常者のような猫の解体ショーを見せ付けられて、またジョニー・ウォーカーさんにも懇願され、ナカタさんは親しかった猫の川村さんも殺され、気分が悪くなってジョニー・ウォーカーさんを刺し殺してしまいます。

同じ頃、僕は高知のとある神社の中で血まみれになって倒れていました。記憶はありません。
ここで、またもや父の予言である「父を殺し・・・」が的中したのでしょうか?僕がナカタさんに生き精霊にでもなって憑依して父親を殺したのでしょうか?

僕は泊まっていたホテルを引き払って、血友病で女なんだけれど男でゲイという大島さんという私立の甲村図書館の司書の人に、所有している森の小屋一時的にかくまってもらいます。

ナカタさんは交番に自首したのですが、取り合ってもらえず、後で魚を空から降らせます。なんだかキリストみたい。そして、見当もなしに四国、高知を目指してヒッチハイクをし、星野青年と知り合い、その後の旅も同行してもらいます。ナカタさんにとっては初めての友達、星野さんにとっては師匠と弟子のような関係を築きます。

甲村図書館の一室に住まわしてもらえるようになった僕は、館長の佐伯さんという美しい中年女性の若い頃の幻影に恋をします。そして実際の佐伯さんと愛し合うようになります。この佐伯さんは昔、甲村家の長男さんと恋人で、彼が大学生のときに死別します。不思議な人で、何万枚も売ったヒット・ソング「海辺のカフカ」のシンガーソングライターでもあった人。そして、たぶん、僕の幼い時に別れた母親だと思います。ここでもまた父の「母と性交渉をもち・・・」という予言が当たります。

僕の父が刺殺されて警察が僕とナカタさんを追っているのが、わかったので、僕は、取り合えず、また森小屋に身を潜めます。

その頃、ナカタさんと星野君は、入り口の石を見つけ、入り口を開けて甲村図書館へと導かれ、ナカタさんは佐伯さんに会います。佐伯さんも昔、入り口の石を見つけ入り口を開けて半身をなくしていたからです。ナカタさんは、佐伯さんに入り口を開けてあげることが使命でした。そして、自分の半生を語った文章をナカタさんに燃やしてもらうことを約束し、亡くなります。

書類を燃やした後、ナカタさんも亡くなります。

僕は森の奥で、二人のいなくなった兵隊と、若い佐伯さんに出会います。入り口が開いているから入り込めた場所・・・それは冥土とこの世との接点なのでしょうか?

亡くなったジョニー・ウォーカーさんの魂がカフカ(カラス)に語りかけます。入り口を越えたら、猫の魂でつくった笛で悪いことをすると。カラスが反撃しても、ジョニー・ウォーカーさんは倒れません。

ナカタさんの遺体から異形のものが這い出して、入り口の石へ向かうので、星野君が必死に入り口の石を閉じ、異形のものを片付けます。この異形のものは、ジョニー・ウォーカーさんの異界からの姿だったのでしょうか?星野君は猫と話が出来るようになりました。

佐伯さんは、海辺のカフカの絵を、僕に遺します。

僕は東京に戻って、学校を終わらせて、また甲村図書館に戻ってくるでしょう。


以上、こんな感じなんですが・・・


僕もナカタさんも佐伯さんも大島さんも星野さんも・・・半身が空っぽだったりします。
人間は完全になろうとするのでしょうか?補い合おうとするのでしょうか?

ジョニー・ウォーカーさんも、佐伯さんを失ったから・・・猫の魂の笛をつくって、あちら側に渡り、
今度こそ佐伯さんを逃すまい、とするつもりだったのでしょうか?

カーネル・サンダースさんは神の化身だったのか、想念だったのでしょうか?

大島さんも、女らしい佐伯さんが必要だったのではないのでしょうか?

完全は「死」を意味するのでしょうか?

脳がショートしてしまうギリギリを生きている人達(僕、大島さん、星野さん)、またはもう既にショートしてしまって、半分死んでいた人達(ナカタさん、佐伯さん、ジョニー・ウォーカーさん)が、
僕が父親を殺したい、という想念から牽引されて引き起こった様々なことが人々を、より完全なあるべき姿へ誘います。

スプートニックの恋人よりも、主人公が10代の少年なので、より自由な発想と行動が許されているような気がします。

性描写と、暴力と、戦争と、聖。

ナカタさんという無垢な存在にとても癒されます。

なんか、とても良かったです。
もう一回読み直してみたい作品です。

村上春樹って天才ですね。また他の作品も読んでみたいです。







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コメント
お邪魔しました(^^) -
こんにちは。(*^_^*)
今日は海辺で車の中で仕事してます。
娘の子守をしながらですが・・(*´∇`*)。
時間があるときに、またゆっくり寄らせていただきます。
ブログ応援してます(^_^)/
それでは。失礼します。
2009/03/18 06:32  | URL | ★KEEP BLUE★ #-[ 編集] |  ▲ top

★KEEP BLUE★さまへ -
★KEEP BLUE★さん、こんばんは♪
海辺のお仕事、素敵ですね!お嬢さまと一緒にお仕事出来るなんて、私がお仕事していた頃は、羨ましかったことだろうと思います。
またお時間がある時に、いらっしゃって下さい。
応援、ありがとうございます♪
2009/03/18 21:50  | URL | mimi #tMJS4hz.[ 編集] |  ▲ top

Haruki Murakami -
初めまして☆
私も村上春樹さんの本好きです。
いま、海辺のカフカ英語で読みなおしてます。
2009/06/21 21:33  | URL | valleyview #gSeZlQJc[ 編集] |  ▲ top

☆valleyviewさまへ★ -
valleyviewさま、こんばんは♪はじめまして☆
そうですか、valleyviewさんも村上春樹好きですか~♪
私は友人に教えてもらって、春樹暦はまだ短いんですが、
嵌ってます(笑)
海辺のカフカを英語で読まれるんですか?凄いです!
英語の解説資料をネットで売っているようですよ。
海辺のカフカは私のブログでは一番人気の記事です☆
頑張って下さいね~♪
2009/06/21 22:08  | URL | mimi #tMJS4hz.[ 編集] |  ▲ top

From valleyview -
Hi Mimi !
Thank you for your reply soon.
I also read your traveling articles in Europe.
I love Europe too.
もしよかったらヨーロッパ旅行のブログも書いているので遊びにきてみてくださいね☆
http://ameblo.jp/y-m-sisters/
2009/06/21 22:58  | URL | valleyview #gSeZlQJc[ 編集] |  ▲ top

★To valleyview -
I'm very grad to hear that you've read my travel articles.
I love Europe, too!
是非、ヨーロッパ旅行のブログもお邪魔させていただきま~す♪

コメントありがとうございます♪
2009/06/23 00:55  | URL | mimi #tMJS4hz.[ 編集] |  ▲ top


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